2024/04/05 ゲーセンお披露目展「SPRING UP!」in 藝泉(ge-sen)

このポストに気づいたのが当日朝。
え、今日!?
えーと、あれをなにして、これを今度にして…、よし、行ける!
平日の昼間急に動けるやばい大人。

地下鉄・今出川駅から北野天満宮行きのバスに乗って、上七軒で下車。
先に上七軒を堪能していた平日の昼間急に動けるやばい大人・ぴろぴろさんと、バス停近くで合流。
画廊の前に社長がいるよ、と教えてくれたのでそっちの方向を見たら

いた。遠くからでもわかる人。
町に馴染んでなさ過ぎる。
この光景が面白かったので社長に伝えたら
「そうでしょう」と。
言われ慣れてる…。

会場は古民家長屋をリノベーションしたアートギャラリー「藝泉(ゲーセン)」。


中村至男さんデザインのウサギ扉がかわいい。


屋根には黒いおかめ。
近くにある千本釈迦堂のおかめさんにちなんでいるのかな。

中に入ってみると、奥まで続く細い土間、右手に小さい部屋と大きい部屋で、一番奥に小庭。

小さい部屋にはオープン記念のお祝いの品々が並べてある。酒瓶もあるぞ。いいな…。

ゲーセンお披露目展『SPRING UP!』は、いつかの「たけしの誰でもピカソ」を思い出す、そうそうたるメンバー…。


左手の壁一面に、しりあがり寿さんの絵がわーっと。


奥の小庭にはお祝いの花を使った現代美術二等兵さんの作品「テディベア」。んー…、あっ、なるほど!

大きい部屋に展示品が集結。


あった!パチモクコンパクト。


ここがあーなってこーなって…。
見ていたら社長がやってきて「実演してみましょうか」と、パチモクコンパクトは壁に掛けたままスイッチを装着。


…。ちゃんと動くとこは、後日舞台で…。

せっかくなんで近くで見てみよう。


死んでも角は残さないという、狂気を感じる強い意志の表れ。
ちょっと背負ってみたい。


大きい部屋の奥に階段。
の壁にナンシー関さんのハンコ!

これは2階の部屋だったみたい。
スタッフオンリー。


ヨシタケシンスケさんのイラスト。
額までかわいい。


パンタグラフさんのゾートロープ。
肉眼だとこれがくるくる回っているだけに見えるけど、スマホカメラで見ると…


アニメーションに見える!不思議。

皆さんの願い事が書かれた絵馬の展示もあり。

社長の絵馬。裏の願い事は、現場で確認しよう!
私も絵馬を1つ購入。
社長にサインをもらおう。
油性ペンがなかったので、近くのコンビニに買いに走る。
「これに書くってことは、僕の願い事でいいってことですか?」
はい、もちろん。黒と赤の油性ペンを差し出すと…

落款入り。いや、ほんと、そうですよね…。
ん?日付…。(後から気づいた)

2~3日前まで韓国にいた社長。
その前は沖縄にいたし、大忙し。
韓国から直接京都入りですか?と聞いたら
「いえ、東京から…」
めっちゃ鼻声ですやん!
韓国行く前から風邪ひいて、東京へ戻ってあのでかい木製トランクを置きにアトリ工へ15分だけいて、そこから京都へ来られた、と。
「京都は韓国より寒い」
そうでしたか…。
東京へ戻ったらゆっくりできそうですか?とぴろぴろさんが聞くと、
「いえ、新曲リサイタルの準備が…」
2週間後…そりゃ無理ですね…。

「あっちに日本酒ありますよ」
知ってます。ありますよってことは飲んでいいんですか?
社長について行ったら、振る舞い酒をいただけた。わーい!
ラベルを見せてもらったら、月の桂「藝」。
おいしかったので、今度買ってみよう。

ギャラリーオープン日で作家さん勢ぞろい、お客さんも多くて大盛況。
中にずっといるのはスペース的にちょっとしんどかったので、外から中の様子をうかがってみたり。
同じように外の空気を吸っている方々は、「あの人は…こっちの人は…」ぴろぴろさんが教えてくれる。
せっかくなんでお話してみよう。

提山工場長ですよね。30周年ライブで舞台に工員さんたちと上がっていた…。
「そうです」
なんで今回このメンバーが集まったのか聞いてみると、「僕と明和電機の元上司がここのオーナーで…」
上司???
SONY時代の元上司で、しりあがり寿さんの弟さんがオーナー。そのつながりでこのメンバーが集まったそうで。
すごっ!

「明和電機はいつからファンですか?」と聞かれ、「ホールinラブ」が初ライブです、と言うと、「僕、頭に人形付けて踊ってましたよ」と。
んー…、あっ!「サバオでサンバ」のめいわ児童合唱団!
スズキユーリくんが「しんどかった時代」と言ってたあの!
「ユーリくんともう一人の工員がよくケンカしてて…。明和のブラック企業時代。」
そうだったのか…。
「誰ピカ」の話や、提山さんが生み出した「相棒展」の話などいろいろしていただいて、貴重な時間だった。

現代美術二等兵のお2人もいらっしゃったので、思い切ってサインをお願いすると「名前書くだけですよ?」と快くしていただけた。


「どっちが先書く?」「先書いて。字ぃきたないから」とやりとりするイケオジ2人が失礼ながらもかわいかった。
「どうせ明和電機見に来たんでしょ?」オーラが出ていたので、「六甲ミーツアートの鯉の餌の見に行きました!」「ヴォイスギャラリーにも!」「須磨水族館にも!」とぴろぴろさんとたたみかけ、「そうでしたか、ありがとうございます」と言わせる。
駄美術、おもしろいもんねぇ~。
鯉のあれは、またどこかで見たいなぁ。魚がいっぱいいるところで…。

ちょっと空いたところを見計らって、再度中へ。
中村至男さんとしりあがり寿さんにもサインをいただけた。


しりあがり寿さんに「お名前は?」と聞かれあたふた。
サイン書いてもらう時に名前聞かれるのってめったになくて…。思わず苗字を答えた。画数多くて申し訳ない…。

しっかり見れなかったところもあったけど、2時間ぐらい滞在。
社長に「また再来週に!」と伝えてお暇。

もっかいゆっくり見たい。
今度来た時は、千本釈迦堂にもお参りしに行こうかな。