2024/02/24 祝!30周年 明和電機ライブコンサート 梅コース in 日本橋三井ホール

ちょっと待って、1人で90分!?
Mだから!?
これはまた今まで見たことない明和電機を見せてくれるのかな!
どうなるのー!?



今回は前日入り。

東京体育館へバドミントンの試合を見に行って。

体育館の近くに国立競技場があったので、聖火台を見て。

夜は友人と高円寺で飲み飲み。

高円寺、楽しいとこだった…。

こういう時は翌日だいたい二日酔いになる。
今回はなんとしても回避したい。
というのも、朝から搬入があるからだ!
30周年のお祝いでクロスステッチでちくちくしたものをお飾りさせてもらいに。
さらに、ぴろぴろさんのバルーンの助手Aも。


助手Bまぴぃさん。


助手Aは自分のを配置。
逆光…。背景の三越がいかつい。
そして、先生と助手Bの働きを見守る。
(=なんもしてない)
よし、ええ感じのにぎやかし!

開場まで時間があるので、ホールから一旦退散。
せっかくなので、おのぼりさん丸出しで天下の三越を見学。


うひゃー!


うひゃー!


うひゃー!


屋上庭園には神社が。
今日のライブ、大成功しますように。


お蕎麦とあれでエネルギー充填。

ご飯食べてホールに向かう途中、ご当地ショップ前で三重から来た忍者親子に出くわす。
「手裏剣投げ体験ができますよ。どうですか?」と言う。
梅と松の間がけっこう時間あるから、あとで来ますね、と言い残して立ち去る。
まさか東京しかも日本橋で忍者に会うとは…。

会場は物販がオープン。
30周年グッズを買わねば!

はいはーい!タオル買いまーす!
接客はヒゲマリオ工員Iくん。
「たくさん売れれば打ち上げが豪華になります」
たくさんビール飲ませてもろてちょうだい…。
タオルやらコーヒーやらビスケットキーホルダーやら両手に抱えてレジへ。
通りすがりのタイチくん(TASKO社長)に「買いすぎ」とツッコまれ。
そりゃここまで来たらたくさん買うさ!

各地から吸い寄せられるようにやって来た青い濃ゆいファンの皆様と再会。
お菓子などなどいただく。豊かな時代がきたね。

まだ開場に時間があったので、ホテルに大盛りタオルを置きに行き、再度ホールへ。
近くにホテル取ってて助かった。

ホール入口から奥にあるエスカレーターに乗る順番を待ってる間に、お久しぶりの方々にポストカードを押し付けながらご挨拶。

明和電機30周年に便乗して、雷来パンチ20+3周年ポストカード。

(ほんとは20周年の時にレポ本を作ろうとしてたのだけど、全部載せたら広辞苑ぐらいになりそうだったので断念…。お声掛けさせていただいていた皆様、すみません…。)

エスカレーターで上がると、豪華な花!花!花!

もちろん、明和電機がCMをやってる三協アルミさんからも!


にぎやかしてる!

ぴろぴろさんのアートバルーンもフォトスポットとして大活躍。

よっしゃ。

わいわい遊んでるけど、ライブが始まる気配なし。
まぁ、押すのは慣れている。
スタートが押すのはいいとして、終わり時間が押すと、会場の延長料金がめっちゃかかるんじゃないか…。
お金の心配をする濃ゆいファン。

座席は舞台に向かって右側の上手側。
前から5列ぐらいは吸い寄せられるように集まった濃ゆ濃ゆファンゾーン。
私はB列だったけどA列がなかったので最前列。
近いっ!ちょっと見にくいっ!
あたふたする社長を正面から見たかったなぁ…。


ライブ梅コース、社長のアナウンスとともに20分押しでスタート。
(撮影NGだったのでポスト引用多めレポです)
いつもより殺風景なステージ。
スタートするも、なかなか出てこない社長。
「(持ってくるのを)なんか忘れた」とアナウンス。
出る前からトラブル発生。
「直りました」
すぐ直るのが明和電機。

やっと出て来た社長。
今回の梅コースは「ひとりでなんとかするショー」。
「ひとりで行く海外イベントでやってるような感じ。
トム・クルーズのようにミッションをこなしていく。
製品は先ほどまで作ってた。
工員さんは出てきません。
YouTube見てる感じで見てください。」

はーい。

機内に持ち込める最大サイズのスーツケースの木箱2つを両手で転がして来た社長。
木箱を縛っていたベルトをしゅるしゅるとほどいて分解。
台車の上に縦半分の箱2つが向かい合わせに閉じられて乗っている。
1つはピアニカや音源が入っていて、もう1つはロボット関係。
しゃべりながら組み立てていく。

ひとりで持つには大きい木箱。
台車に乗せきれずグラッとして「あぁっ」と客席側どよめく。
みんな心配している…。

自動ピアニカを組み立て、伸びたチューブから自ら息ふきこんで、社歌を弾く。
「アナログはすぐ音がでるからいい。」
どうやらショーがやっと始まったらしい。
ここまでで15分ぐらい経ってたような。
大丈夫?

落ちていたネジをひろう社長。
「部品が取れてます」
なんのネジ…。

箱を組み合わせてカウンター状に。
「鬼締め!」と言いながらベルトで締めて固定。
箱マジックやるマジシャンみたいに台車をくるくるしながら組み上げていく。
でも息があがっている。
説明しながらだから余計に。
「佐川さんとかすごいですよねー」

ついに無言でベルトしゅるしゅる。
「早くするには、早く動かないといけない」
社長が思ってるスピードで動けてるのかな…。
ベルト締める時はなにをしゃべっていても「鬼締め!」と言うのを忘れない社長。

やっとできたカウンターの側面に、べろーんと垂れ下がるベルト。
「気持ち悪い、性格的に」
ほどいてやり直したいところだけど時間がない。
鬼締めしたベルトの隙間にキュキュっとねじ込んで、やっとできあがり。
「明和電機ライブでした~」
って社長!いやいや、これからこれから。

「このライブでは、社長の音楽の歴史をたどっていく。
中学のブラスバンド部で打楽器に出会った。
その衝動をお伝えします。」
木箱を直接手でたたいてリズムを奏でる。
たたくとドンドンとバシバシが同時に鳴る、不思議な感じ。
あまり見ない、社長の力強い拳にしびれる。

ノッカーを取り出す。
「電気を使うと遠くからたたける。」
ノッカーを木箱に設置して、電気をつなげる。
「コンセント、どこ?」
コードだらけのステージ。コンセント差すとこ探してうろうろ。
なんとか見つかって差し込み。
四角い箱形スイッチからノッカーを遠隔操作して木箱をトントン。

高校ではフォークソング部に。
「ゆう~べねむぅれずにぃ~」とフォークソング部の先輩・ハマショーのものまね。
似てない…。
ここで登場したのは新作ギター。
「マイクの差し込み口がわかりません。」
ステージをうろうろ。
工員さんは出てこない。
上手の舞台袖から「あそこあそこ」と手だけ出てくる。
スタッフさんたちも気が気じゃないやろな…。
なんとか見つかって差し込み。

新作ギターは8本弦。
でかい鉛筆みたいな形。
自動フォークギター用のフォークギターを手で弾いて、高校時代に作った歌「カナリヤ」演奏。

できてた!
リズムはノッカースイッチを足で。
何気にこの曲好き。

ここからパーカッションを増やす。
板・鉄板・おもちゃのぷよぷよ笛。
いつも見る音源もコンパクト。
音源の上に取り付けたシンバルがグラっと取れそうに!
しゃべりながら取り付け、配線。
「昨晩のリハーサルでシンバルが取れて、舞台の奈落へ落ちて…。追いかけていったら金のつづらと銀のつづらがあって、どっちがいいかと…。」
客席から「銀!」と元気な男児の声が。
「銀だよねー。金はよくないよねー。」
よくないのか…。

いろんなコードをどんどんコンピューターにつなぐ。
「地味な作業を見ていただいています。」
地味な作業を見せながら話していたのは、セーモンズの話。
海外では220か240ボルトで、100ボルトはなくて。
フランスにセーモンズを持って行って歌わせるのに、100ボルトかどうか何度も確認し『うぃうぃうぃだこー』と言うのでコンセントつないだら240ボルト。
白い煙が出た。
セーモンズをメインで持って行ったのに、工員さんと歌って踊ってきた。

ロボが動かなくても、人が動く明和電機。

今回、明和電機で初めてBluetoothを使う。
あの明和電機がなんとワイヤレス!
ペアリングしろしろ、と唱えながらペアリング。
各所、指差し確認。
「いまのところ完璧。」
ほんとに?

上から下がっていたでかいスクリーンに社長のPCデスクトップ大写し。
98年製のもうサポートが終わっているMIDIソフト。
新しいのは機能が多すぎて使いにくい、と。
フォルダをたどって使うデータ探す。
「ファイル名でやる演目全部ばれとる。
今日やりたかった演目はこんなにあったのに!」
時間はだいぶ過ぎてる…。

てこずっている社長を見かねて、ついに黒パーカーさんがマイク調整に登場。
「これは工員さんではない!」
見えない何か…。

新作パチモクが登場。
木魚やモーターで10kgぐらいあるパチモクが、すごいコンパクトに!

なってた!
「組み立てるところをパソコンのカメラで見せよう」
PC「ポーン」
そこに表示されたのは「バッテリーの充電が少なくなっています」の文字…。
「昭和の人間は充電に弱いですよね。」
そうなの?

パソコンに充電コードを差し込み。
木魚は溝の距離で音の高さが変わるそうで。
箱型木魚もちゃんと高音・低音が出ていた。
そして、ウイングが折り畳める!
「ウイングと木魚をつなぐネジはなくしやすいので、右ポケットにアホみたいに入ってます。
左ポケットにはナット。」
じゃらじゃらで重そう。

パチモクは、いつもなら工員さんが背負わせてくれるけど、今日はひとりで。
「軽いので股のベルトがいらないんですねー。」
など、作業をつぶやきながら一つ一つこなす社長。
順調かと思いきや、コードがベルトにはさまってあそこやここへ…。
下手舞台袖へ走っていく社長。
上手側席から丸見えですよ!
「いやになるなぁ。ケーブルだらけでもー。」
あなたが作ったんですよ!

3人がかりで整えてもらってステージへ。
やっと、スイッチオン!オンしない!
コイビートのリズムをパソコンから出して音源をたたくのを、Bluetoothでつないだフットスイッチでオンしたい。
やっとオン!
いつものパチモクよりウイングがゆっくり開いて、パチコイデモ。
「すご!ひとりでセッティングできてる!」喜ぶ社長。
いや、ほんと、すごい。

「火星に住めない。(環境が整っていないと)すぐ死ぬわ、僕。」
話が宇宙に飛んだ。
箱パチモクを後ろの舞台に持っていき、他の楽器とならべる。
自動演奏のためにコンピューターにつなぐ。
なんやかんやしゃべりながら。

大学時代にはさまざまなロボットを作った。
出てきたのは、パンチくんレンダちゃんのダンス人形。
のはずが、四角い箱2つ。
「お重です。」
ほんとにお重。
塗装は間に合わず。
「四角ってすごい。きっちり入るもん。」

楽器をコンパクトにするには重さもなんとかしないといけない。
CMをやっている三協アルミの倉庫には軽いアルミがたくさん。
宝の山。
ケーブルが重い。
「ケーブルって銅ですからね。
銅だけどどうにもこうにも。
で、銅線は盗まれるしね。」
など、話ながらパンチくんレンダちゃんを組み立て。

スタンドにボディになる箱を取り付け。
飛んだ頭は持ち帰れる。
「ブーケトスです」
そして電気が見当たらず。
充電中のパソコンの電源を抜いて、差し込み。
下手袖からなにかジェスチャーとカンペが出ている。
反応しながら「56歳のすることじゃないわー」
あなたがやりだしたんですよ!

ダンスはいつものパンパ パンパパン パンパンパンパン!
スタンドを傾けて首を会場に飛ばす!

ペラペラの首がふわーっと。
もっと力強く飛ぶのかと思ったけど。
最前列真ん中あたりのお客さんがナイスキャッチ。
そして新しい首をすっと差し込む。
アンパンマン…。

文庫楽器のゴムベースが登場。
これは見てる方は安心。
知ってる方は知ってる楽器。
初代ゴムベースは会長作。
今はワークショップ用の組み立てゴムベースもある。
ゴムは輪ゴム。
いいなぁ、あれほしい…。

これ1本で武道館へ行きたい。
凱旋公演をやった体。
ここで練習したい。
弾き出したら、わーっと盛り上がって。
ひとりにしないでくださいよ。
そうです!
ゴムベースの歌!
今までで一番の大盛り上がり!
きゃ~!のんちゅ~ん!!

盛り上がったところで、下手側袖からペンライトぐるぐる。
丸見えですよ!
「あと30分?もう終わる時間!?」
下手側袖のスタッフさんたち、ざわざわ。
「あと5分ある?工員さん!楽器のセッティングしてください!」

ついに工員さん5~6人登場。
各地の展覧会で大活躍している工員ロボとピアメカをセッティング。

楽器はできてたのにね…。

最後は社歌。
振り付け指南も、客席は濃ゆいファンだらけ。
「教えるまでもない。」
話でつないでる社長にナットやネジをもらいに来る工員さん。
「ポケットのナット貯金がなくなった。」

この梅コースはどうやら、今までの明和電機製品をコンパクトな箱状に新調し、その箱を出して、組み立てて、手動で演奏、自動で演奏、とやりたかったようだが、
「ちゃんとやってたら6時間コースだった」
さすが、初回は×3の法則…。
(初回ワークショップは制作時間が予定より3倍かかるという恐ろしい法則が明和電機にはある。その恐ろしい初回ワークショップに喜んで飛び付く恐ろしい濃ゆいファン多数。)

さくさく働く工員さん。
耳打ちで社長になにかを伝える工員さん。
MIDIケーブルがない。
工員ロボのボディの箱に入れたと思ったのに入ってなかったMIDIケーブル。
「ないから聞いたんやろ」と冷たい指摘をする隣の席の人。
そしてついに出た言葉。
「梅コースは無謀コースでした!」
ほんとにね…。

「ほんとはサバオやってイカリを揚げようやって地球のプレゼントやって盛り上がった後、最後に社長ロボを真ん中に置いて、誰もいなくなったステージで社歌を流して、後味悪~い感じで終わらせたかった!」
なんだそりゃ~!
結局いつもの感じで…あれ?
「動きませ~ん!さっき動いたのに!」
何度かスイッチオンして楽器も工員ロボもなんとか動いて、社歌スタート。
なんの指示もされてないけど、イントロの「指さしてぐるっと未来へ」はちゃんと客席は縦4ブロックに分かれてできていた。
よく教育されているファン。
いつもの締まった社歌で梅コースおしまい。

終了30分押し。
失笑と爆笑の新プログラムでした。

はははは…。

はははは…。

役員・研究員・工員さんフル出演の豪華ライブ・松コースにつづく。