2022/05/07 明和電機ナンセンスファクトリー展 in つくばin茨城県つくば美術館

新幹線は何回乗ってもテンションあがる。
こないだは富士山が見えなかったので今回こそはー…

見えなかった。しょんぼり。

秋葉原でまぴぃさんとまいこーと合流して、つくばエクスプレスでつくばへ!

でかい荷物を網棚に乗せようと思ったら、網棚に網がない!
さすがつくばエクスプレス。網がなくても計算された工業的デザインで乗せてもスポーンと落ちてこない仕組みなのか!
すごいなー、と思いながら荷物を乗せたら、アクリル板が引いてあった。
あー。なるほど…。
工業的デザインて。浮かれすぎ。

1時間ちょいでつくば着。


おや、JIZAKE BARとな。気になるな…。

まずは大オタマにご挨拶しに行かな。
つくば駅近くのつくばセンタービル1階co-enへ。


おぉ~!豊川ぶり。
景観に溶け込んでるね。
しっぽが前に来ているのが気になるなー。
ぐいーっと横に回したい。
「日時計なのかもよ」
え、そうなん!?
いや、ちがうか。

中へ入ると

ナンセンスおもちゃ研究所。
ガラス張りの部屋の中の展示。
中には入れないのか。
入れてくれ。

入れなさそうなので、直に見れるところへ向かおう。
つくば駅をはさんで反対側にある、つくば美術館へ。

つくば文化会館アルスの中に、図書館と美術館がある。

アルス…。
武蔵小山のアトリ工もアルス。
武蔵小山の商店街はパルム。
うむ。


美術館ゾーンに入ると、いきなり魚立琴と看板。


近くで見ると、こう浮いてるのか。なるほど。

受付は通路の奥。
撮影OKのイラストを確認して、撮りまくり。

入ってすぐは、でか寿司ゴーにでかバウガンなど、触って鳴らせる楽しいおもちゃゾーン。

あのリズムで押したくなるねぇ。

突き当たりには社長人形とでかいオタマトーン。
これは中国での展覧会で出たものだったかな。


モニターには、ミッシェル信道。
これも見せるのか…。

おもちゃゾーンをはさんで右側に部屋が2つ、左側に部屋が3つ。


右手前は魚器ゾーン。
豊川では半円だったけど、つくばではぐるっと円。


広いので、ドスコイやウケテルなど大きいのも展示されている。


こんな近くでなかなか見れんよ。
動いてるとこを見たいなぁ。


ウケテルの中は水じゃなくて塩。
砂糖だったらありんこ来ちゃう。


イクラホウはライブで遭遇したことなくて。
明日のライブで出てくるかなー。


サバオちゃんはつるっとしてるけど、あれ?
ついに毛が生えた!?


よく見たらヒビが入ってて、そこになんかの毛が挟まっていた。
かわいそうに…。


魚型ボタン。
ボタン師匠、どないしてはるかな…。

右奥の部屋は、ワッハゴーゴーやセーモンズなど、ボイスメカニクスシリーズの部屋。


空気を送り込んで人工声帯を動かして犬のように吠える、2004年の作品・ディンゴ。


乳白色だった肺の部分が、時間を経て革みたいな色に。


イラスト。右下の壁からいっぱい生えてるやつがかわいい。


こっちのサバオちゃんは年季もの。顔色が…。
ボタンを押したら音声が流れるスピーカーがあるけど、豊川の時同様に鳴る時と鳴らない時がある。
鳴らない時は「イエーイ!」と代わりにまぴぃさんが言うてくれます。背後から。


オタマトーンジャンボ、しゃくれている。


笑うロボット・ワッハゴーゴーの本物とイラスト。
顔がきれいなので新しい方。

うろうろ見ていたら、あら、見たことある人がいる。
工員OB KIMURAさんだ。
ディンゴのところで監視員さんとなにやらしゃべっている。
今日もライブでのダンス、楽しみにしてますよ~。
と、心の中から声援。

左側真ん中の部屋は楽器やマネキンでライブ再現したツクバゾーン。


コイビートは何度見てもかっこいいなぁ。


トントンくんに繋がってるカンカンはもち吉…。
いつかあそこのやつになればいいな…。


ギターラに社長・副社長のメイワくん、木目調の音源にオクトバス。
明日再現される初期ライブ「スイッチ・ト・オン・カッパ」はこんな感じ。
台湾から来たパンチくんレンダちゃんの衣装は異国情緒あり。


マリンカにフジベース、ピアメカに社長・工員さんの明和ロボ。
最近のライブはこんな感じ。
いや~楽しいねぇ~。
この音楽聴くと踊りたくてうずうずするなぁ~。
「そう仕込まれてるから。パブロフの犬。」
と。はっ…確かに…。

左側奥はスケッチ展示ゾーン。

これまで作ってきた作品のスケッチライブラリー。
奥の机でまだ整理できてないスケッチを整理していくらしい。社長が。
その姿、見たい…ぐぬぬぬぬ…。

そして、最後は右側手前の部屋。
これまであまり実物を表に出してこなかった、筑波大時代の作品ゾーン。
ここが見たくてつくばまでやってきたのですよよよよ。

大阪は民博。京都は萬福寺。奈良はー…どこだった?
私も巡礼したい。


土佐は。
この辺は以前YouTube配信で話してた。

魚打棒

弓魚

肺魚

完全体ではないかもしれないけど、30年ぐらい前のものがよくこれだけ残せていたなぁ。

話を聞いたり本で読んだりしてはいたけど、実際に作品を見ると、筑波大の一学生・土佐信道さんがいたのは本当だったんだな、と実感。


土佐信道さん、いた。


学生証の写真かな。
等身大でもなく、なぜその高さ?
社服じゃない時も無地の服が多い社長だけど、この信道さんはものすごい柄シャツ。
ほんとは何色なんやろ…。気になるわー。

4年生のパフォーマンスの授業の発表会の映像が見れた。


スイッチで動くバチ・ノッカーを会場のあちこちに付けて、パネル式スイッチを押して鳴らして、会場ごと楽器にするパフォーマンス。
今も似たようなことをやってる。
この頃に学んだことがずーーーっと生きてるんだなぁ。
なんかの不具合で画面がピンク。
服装がとがってるなぁ。ひとり安全地帯。

一番見たかったのは、

卒業制作の妊婦ロボ。


おぉ…。これが…。
展示だけなのかと思っていたけど、復元するってことは動くってことか。
どんな風に?いつ動くの?
今日明日はライブで社長はここには来ないだろうし、私がつくばにいる間は無理かな…。
動くのなら、見たかった…な…。

この部屋の一番奥には、修了制作の作品たち。


ここまで来るとぐっと明和電機に近づく。
トロノーム、かわいいな。

いろいろあっただろうけど、筑波大で学んだ大事なことがちゃんと今まで生かせてるのがすごいな、と。

今まで見てきた社長は半分マシンなんじゃないかと思ってたけど、学生時代の作品を見て、土佐信道さんっていう生身の人間がいるんだな、と感じた。

圧倒されながら展覧会場を出てミュージアムショップをのぞくと、真っ青な明和電機の世界。
現実に戻った。
オタマトーンや寿司ビートにオタマ星丸のキラキラステッカー、つくばのあちこちに置いてあるというポストカード。
ポストカード?売ってるの?
御朱印ぽく、ゆかりのある所に行けばもらえるのかと思ってた…。

展覧会の受付や監視員は明和さんが集めた小町ワンピや工員スタイルのアルバイトさんたちだけど、ミュージアムショップのお姉さんたちは美術館ができた時からずっといる方たちだそうで、「これを着てくれ、と言われて…」とナッパ服姿。
こんな展覧会、初めてやろな…。

お昼ごはんはつくば駅の方まで戻って、お蕎麦を。


私とまいこーは小技ぽい「筑波おろし」、まぴぃさんは大技「海老天筑波おろし」を。
筑波おろしは何回も出せるけど、大技の海老天筑波おろしは1回出すとエネルギーが激減してしばらく動けなくなる、悪徳商人には海老天筑波おろしを食らわすぞー、とか、まぴぃさんによる大技・海老天筑波おろしの実演とかなんとか言いながら大盛り上がり。


筑波鳥の天ぷらと大根おろしのお蕎麦、おいしかった。

ライブ開場までまだ時間があるので、ライブ会場のつくばカピオを下見をしたり、近くのスーパー・ヨークベニマルをのぞいたり。
お酒コーナーセンサーが敏感なのですぐ見つける。
茨城の地酒の小瓶がたくさんあってお土産にちょうどよさそうだったけど、買おうと思っていた銘柄はなかったし、まだライブもあるし重いので一旦保留。

再入場OKなのでもっかい美術館に戻る。


おや、気が付けばぞくぞくと作品が出張へ。
先に見といてよかった。
ないところも堪能して、つくばカピオへ。

つづく。