2022/05/07 明和電機ボイスメカニクス in つくばカピオ

今日のライブは2010年にやっていた「ボイスメカニクス」。
社長と工員KさんOさんの3ピースがメインで、最近のライブに近い感じ。
「おめでトーン ありがトーン」ボルトバージョンや、あの曲であの踊りはあるのか。楽しみ~!

ライブ会場・つくばカピオのロビーに入るなり、TASKOのタイチ社長が入場整理に。
イカしたポロシャツを着てたので「いいの着てますね~」といじったら「ええやろ、これ。そこで売ってますよ。」と。
なんですって、この商売上手。
物販コーナーにスタッフ全員が着ていた、オタマ星丸ポロシャツとオタマ星丸Tシャツが並んでいる。
うーん、うーん。どっちもっていうのはあれやし、Tシャツは売るほど持ってるし、ポロシャツ着るかなぁ…。
売り子をしていた見習い工員イヲリくんが「両方買ってくれれば、打ち上げのごはんが豪華になるのに」なんて言うけど、その手には乗らないぞ。
それでもまんまと乗せられて、オタマ星丸ポロシャツとオタマ星丸キラキラシールを持ってレジに並ぶ。
いつの間にか袋詰め係になっていたタイチ社長。
レジ袋がどれもこれも小さいくて入らないし、ぜんぜんめくれなくて開けない。
売り子は向いてないな。工員さんやっといてください。

席は最前列は空けて2列目の実質最前列でやや左側。
バラバラで取ったのに、なんと、まぴぃさん・私・まいこーと3人横並び。
なんか神の手が加わったかな。
周りは社服着用のおなじみのみなさま。
今日もこゆこゆゾーンできあがり。

社長の「楽器たちの自動演奏に合わせて歌う。これはお金のかかったカラオケです。」というアナウンスと共にライブ始まり。
撮影についてはOKともNGともアナウンスがなかったけど、公式の撮影が入ってるようでなし。

自動ピアニカのピアメカにピンスポが当たって、ゆったりと「社歌」を演奏。

パチモク社長とコイビートの工員BのKさん登場。
工員CのOさんは後ろに控えてる。

パチモクデモ、パチモクはパチっとやってもポクッと鳴らなかったり、ちょっと調子わるい。
最終的に鳴らなくなってしまい、社長が舌を鳴らして口パチモク。
口パチモクしてる間に、F-1のピットインのように工員CのOさんが何とか調整。大活躍。
結局直ったのか直らなかったのか分からないけど、「トラブルの時、問われるのは技術力じゃなくて人間力」と社長の言葉。
深い。

楽器紹介コーナー。
まずはパチモクとコイビート。
パチモクは13kg。
好きなリズムを会場のお客さんに社長が聞いて、工員BのKさんがコイビートに打ち込み、実演の流れ。
真っ青な最前列には聞かない。
後ろの方のお客さんに聞くと、手を鳴らして好きなリズムを伝える。
社長「手で伝えられるのは初めて」
確かに。だいたい口で「タンタタタッタ」というか、社長がマイクでお客さんの頭をたたいて直接聞くか。
私も今度聞かれたら、手で伝えよう。
最前列で青いの着てたら聞かれることはないだろうけど。

富士山の形をしたベースのフジベースに、花の形をした木琴のマリンカ。
マリンカかわいい。
シリンダーリコーダーに自動ピカニカ。
どんな音がするのか、それぞれの楽器で短いデモンストレーション。
なんとなく拍手のタイミングを失っていると、
社長「拍手は惜しみ無くください」
はい。

シンバルや発泡スチロールにノッカーがついた音源を紹介して、バンドの出来上がり。
工員さん2人も登場して、この楽器たちとオタマトーンで「ワン・ノート・サンバ」

(これは富山大学・創己祭での「ワン・ノート・サンバ」)

今日の工員さんはAのSさんとDのNさん。
演奏中、何度も閉じるパチモク。
大丈夫か…。
社長「パチモクは改良するたびに重くなる」
なんで。現在はVer.4.0だそうで。
まだまだ改良されていくのかな。

4つのパネルスイッチが音源につながっている、トントンくん登場。
つくばでの生活がなかったら、今日のライブはない。
パチモクとトントンくんはつくば生まれ。
生誕地に来られて私は感無量です…。

音源でトントンくんをトントンしてデモ。
工員BのKさんは赤いスイッチが並んだスティック状のコントローラーでギターを動かす自動ギター、工員CのOさんは青いスイッチ並んだスティック状のコントローラーでベースを動かす自動ベースに持ち替え。
制御してるパソコンは人力でスイッチオン。
「一番ステキな体で行こう!」

(これはメカニカルライブinびわ湖ホールでの「一番ステキな体で行こう!」)
踊りた~い。
そういえば、以前はどっかのタイミングで立つ号令がかかって踊れてたのになぁ。
しょうがないので、着席のまま小さく手だけで踊る。

チキチキバンバンの音楽に合わせて舞台転換。
誰でも簡単にタップが踏めるリモコン型タップシューズ・タラッター登場。
わー。生で見るのは初めてかも。
オ・レ!のあのリズムをデモ。
やっぱり上手やなぁ。
楽器体験フェアの時にやってみたけど、重いしうまく手を動かせないし、難しかったなぁ。
タラッターといえば「子象の行進」。
いいなぁ。明和電機にはまりたての頃はこの曲が入った「御中元 明和電機」と「提供 明和電機」を聞きまくったなぁ。いろいろ思い出す…。
それはさておき、いい音がする木の台に乗ってるので、社長がめっちゃ高いとこにいる。
舞台の前ギリギリにあるから余計に高い。
社長、こわくないのかな…。

強力モーターの振動で、声にビブラートをかける装置・ボイスビブラーター登場。
短めのベルトをぐいっと引っ張って「大きくなったのかしら…」とかいいながら体に装着。
デモは「ウィ~ア~ザチャ~ンピオンマイフレェ~ン」
この曲はあの映画見た後なのでグッとくるな。ぶるぶるビブラートがかかると余計に。
そして名曲「マイ・ウェイ」へ。
「マイ ウェイ マ イ ウェイ~」と歌詞は全部マイウェイで押し切る。

ぶるぶるしたままダンサー紹介。
タラタタッタター、パンチ君とレンダちゃん登場。
これは私のわがままなのだけれど、パンチ君とレンダちゃん登場でかぶせてあるつやつやの布を取るとき、マチャアキのテーブルクロス引きぐらいシュッとやってほしい。
なんかに引っかかってうまく取れなくてふぁさっと取ることにしたのかもしれないけど。
あれ好きなのでお願いしたい…。


(これは富山大学・創己祭での「パンチ君とレンダちゃん」この工員Bさんの布の取り方がいい。)
皆さんにもお手を拝借して、パンパパンパパンパンパンパンパン。
リストラ成功。首は無事に舞台上に着地。
たまに客席に転がっていくことも。
社長「おめでたい、と首を持ってかれる」

13週目の胎児の顔のピストル型腹話術人形・サバオ登場。
年季ものの方じゃなくて、新しめのきれいなサバオ。
どのタイミングだったか忘れたけど、社長が「明和電機ライブ、今日初めての人~?」の問いかけに、前2列以外はほぼ初めてのお客さんだった。
今日はビギナーが多いので丁寧にサバオの説明。
サバオが生まれたのは1995年。
えーっと、13週目の胎児…。
その当時、つくばは人が歩いてなかった。
それが今は家も人もたくさん…。
サバオちゃんはつくばの悪口を言うてた気がするけど、信道お兄さんはやっぱりかわいいサバオちゃんになりたい。
「なれるよ~なれないよ~」から、
サバオ・マスクで変身。

(これは2019年のコンサートのでかサバオ)
歌う曲は「ミクロの太陽」。
「ボイスメカニクス」当時は「ママは試験管」だったけど、今日は新曲。
でかサバオちゃん、口に黒テープ貼ってある。なんで黒…。
そして工員AのSさんの爪先はぴーんと伸びている。
今日もダンスが優雅だ!うれしい!

なんだか社長暑そうだな。と思っていたら「今日、暑くないですか?」
やっぱり暑かったのか。

続いて、細長い鉄板のベロをベロンベロンはじいて音を出すかぶり物・ベロミン。
今日は誰かな。
安定の工員AのS、工員DのNと社長。安心。
と思いきや、工員ベロミンのケーブルとれる!
油断できないベロミン。

ブロアーでふくらんだ風船から人工声帯に空気をおくり、体内に内蔵した制御回路が張力を制御することで歌を歌うロボット・セーモンズ登場。
いつもどこか調子悪い。
さっそく内蔵のWindows10がフリーズ、は平気。再起動すれば。
舞台上の楽器の自動演奏とセーモンズで「麦の歌」。
今日は無事に歌い上げた。

社長と工員BのKさん工員CのOさんのオタマトーンジャンボ3人登場。
UFOきそうな謎の曲。
犬のように吠えるライフル「バウガン」とオタマトーンの頭で作ったテルミン「オタマミン」と社長のティンパニーで「ミッドナイトインイースター」。
はー、かっこいい。

オタマトーンの紹介。
オタマトーンはまだまだ売れてるらしい。すごいな。
オタマトーンジャンボも売っていて値段は30万円。いくつか売れたらしい。

ここで物販でも買えるグッズ紹介。
社長「明和電機の楽器は、うまく弾くのではなく、楽しもう。」
オタマトーンは顔で弾こう。
SUSHI BEATも紹介。
今日はいらんよね。持ってきてないよ。

オタマトーンで「君をのせて」

(これは2018年の明和電機ミニライブinパナソニックセンター大阪の「君をのせて」)
拳を突き上げ、くれた!のこした!
この曲も久しぶりやなぁ。

自動フォークギター。メカフォークの紹介。
かつてフォークソング部に入っていた社長。先輩に浜省がいる。
メカフォークに付けられている金具は、ネック部分がかんざし、丸く空いてるところがブラジャー、お尻当たりがパンツ。という説明にビギナーのお客さんどんびき。

「お陽さまみえたらふとん干して」で
魚骨型鉄琴の放電魚の電球がパリーンと割れる。
びっくりしたけどよくある事なので慌てず次の曲。

「飛び出せロマンス」

(明和電機公式Youtubeより)

放電魚のバチには100V電流が来ているのでうっかり触るとビリっと。
社長「感電はなれる。てんぷらやさんといっしょ。」
なるほど。
この辺の曲はカラオケに入ってて歌うと6円印税が入る。
長らくカラオケも行ってないなぁ…。

明和電機のリハーサルは80%段取りで終わる。
あれをこっちやって、この曲の前にこれを出してきて…。
確かに大変そうだ。
私には無理だ。

次の段取りは「エーデルワイス」で工員さんがハンドベルを持つ。
社長を挟んで舞台向かって左側は工員AのSさんと工員BのKさん。
イントロ始まってちょっとしてから、工員AのSさんと工員BのKさんがハンドベルを取り替えた!
間違ってたらしい。珍しいもん見た。

「イカリを揚げよう」で踊りたい欲がさらにムクムクと。
でも立てないのでできる範囲で腕だけ踊る。

そしてロックンロールモードに突入!
いつもより余計に動く社長。つくばがそうさせるのか!
そしてあれ!あれがきた!

「ギンギラギンにさりげなく」

(明和電機公式Youtubeより、2011岡山のやつ)
踊らせてくれー!
踊るけど!
いろんな曲でこのダンスをやったけど、やっぱりこの曲がしっくりくる。
はー、踊りたい。

踊りきった後、ロックンロールモード解除して元の社長に。
工員ABCDと紹介して、「地球のプレゼント」へ。
はー。ええ曲やねぇ。
これも踊るよねぇ。

一旦退場して、バリバリバージョンで再登場。
若手工員BCがセッティングして声出して指さし確認。
そしてベテラン工員AD登場で、若手を手で「散れ散れ」と。
縦社会。
この演出、誰が考えたんやろ。好き。

社長はハリセンボンブで登場。
客席に下りてきて3人しばく。
いつかしばかれたーい。
舞台に戻りハリセンボンブを外したいけど、工員さんが次のセッティング中で助っ人に来ない。
ハリセンボンブは1人ではしまえないし抜けない。

工員さんはポンポン持って「傷だらけのローラ」。
おや、これもやるのか。
「ローラ」の時にポンポンで「コ」「ロ」「ナ」の文字を作るバリバリ工員。
低い位置でしゃがんでる工員AのSさんの態勢が一番しんどそう。
一番しんどいとこは若手に「どうぞどうぞ」かな。
工員DのNさんのバリバリマフラーが針金だけになってる。
新しいの買うたげてー。
歌ってる途中で付けていた虎露奈マスクを投げ捨てるバリバリ社長。
かっこいい~!

続きまして、SUSHI BEAT。
え、なんですって!?
最前列の青いこゆこゆゾーンざわざわ。
持って来いのツイートなかったし、「ボイスメカニクス」だからやらないと思って誰も持ってきてない!
バリバリ社長がニヤリとしながら
「このライブでやるとは思ってなかったでしょ。マニアほど持ってきてない。」
やられたー!
でも踊れるんよ、マニアは。エアSUSHI GO!

つくばに来たからには武田丸の爆音を轟かせないと。
しかし、鳴らない。
鳴らない武田丸はただのアルミのかたまり。
最大のピンチ。リハでは鳴ってたのに。
電気がこない。
調整する工員さんたち。話で間をつなぐバリバリ社長。
なんとか復旧して微妙にゴッドファーザーじゃない曲でデモ。
バリバリ社長「工員さんはぼくより優秀。」

タイムリープして仕切り直し。
「ツクババリバリ伝説」
しかし、鳴らないし、ラッパ取れるし、ねじ飛ぶし。

(明和電機公式Youtubeより、2011岡山のやつ。こうなるはずだった。)

〆は「明和電機社歌」。
スパークいーっぱつやーりにげー♪
ビギナーのお客さんもこれは踊れるようになったかな。


ライブ後の舞台。武田丸…。
無事(?)1日目ライブ「ボイスメカニクス」終わり。

続きましてサイン会へ。
列に並ぼうかな、と思っていたら「ちょっとお話いいですか?」と声を掛けられる。
聞けば、筑波大の校内WEB新聞を作っている学生さんで、一連の明和電機イベントの取材だそうな。
ええ人に声を掛けたね。どんどん聞いて、まいこーに。
なにきっかけで明和電機にはまったのか、展覧会の感想、ライブの感想などなど。
一生懸命メモってたけど、熱意は伝わったかな。
5月末あたりに公開されるそうなので、お楽しみに。

気が付けばサイン会行列最後尾に。
社長はバリバリのまま。
キサブローさんに魔除けしてもらった社服でバリバリ社長と2ショット撮りたかったけど、今回も残念ながら撮影NG。
いつか…いつか…。

SUSHI BEATやるなんて!ひどいよー!と文句は伝えた。

さて、つくばカピオ近くのスーパーに入ってる居酒屋でお待ちかねの打ち上げへ。


スーパーに入ってる服のお直し屋さんの前にあった黒板。
私の小町ワンピのことですか…。プク~って…。

それはおいといて。


つくばでも桃園の誓い。
つまみはライブ話。
社長、かっこよすぎた。
ちょっと思うところがあったけど、そんなしょうもないことは圧倒的なかっこよさでぜーんぶさらっていった。
「おめでトーン ありがトーン」のダンスを復習してきたのになかった、とぼやくまぴぃさん。
社長を挟んで工員A・Bと工員C・Dのダンスの温度感が違いすぎておもしろかった。
特に私たちの席の真ん前だった、工員BのKさんの全力ダンスと工員AのSさんの優雅な舞を並んで見れたのはよかった。


そしてかつおのたたき警察出動。
にんにく以外は悪くはなかったようで。
日本酒を頼もうとメニューを見たら銘柄しか書いてなくて、バイトちゃんに「これは純米ですか?」と聞いたら「じゅんまいってなんですか?聞いてきます!」と急いで聞きに行ってくれて「純米って書いてました!」「じゃあそれ!」と。
分からんことを分からんと言える潔さ。すばらしい!若さ!
まぁ、純米じゃなくても頼むんやけどね。

他のものもおいしいし、バイトちゃんもかわいかったし、当たりの居酒屋だった。
前回ムサコで飲みすぎーの二日酔いがひどすぎーで、「そんなことにならんように」とまいこーにくぎを刺されたので気持ち控え目でお開き。

お宿の方向が違うまいこーと分かれて、まぴぃさんとつくばセンタービルの大オタマへ。
「ちょっと人いてるけど…行っとく?」

これは行ったらやっとけ、というメッセージですよね、社長。

我ながら上手に回れたと自負。
その数時間後…。

え、え。お、おらんかったよね…。

そんなこんなで、つくば1日目終了。

2日目につづく。